牧場の紹介
牧場の仲間
1.ヒツジ・・・英国サフォーク州出身で四肢と顔が黒い、サフォーク種を主に飼養しています。
1-1. 繁殖母羊 [Ewe]
『ゴーシュ羊牧場』の商品でもある「仔羊」を生産(出産)する2歳以上の雌羊たちです。
耳に付けたタグの色と番号で個体を管理しますが、個性の強いヒツジには自然と名前が付きます。
名前のあるヒツジには「シッポ」や「ホクロ」、「ザクロ」、「タヌキ」、「パンダ」などがいます。
本当はタグなんていらないのかも。ともに生産に携わるという点で、家畜というよりも家族です。
ブログ『未知の道』より
2008/08/24 『吾輩は』
2010/01/25 タヌV2
2010/09/11 ヒツジの家系(柘榴)
2010/09/13 ヒツジの家系(パンダ)
2010/09/24 ヒツジの家系(マーブル)
1-2. 仔羊 [Lamb]
仔羊は離乳後、「育成」と「肥育」に配属が分かれます。
育成羊・・・繁殖母羊の候補生で、翌年から生産活動に加わってもらいます。
肥育羊・・・『ゴーシュ羊牧場』の商品です。
1-3. 種雄羊[Ram]
「種雄羊」は交配時期には50頭の繁殖母羊を相手に頑張ります。
2.ヒト
私シューゴー(写真右)、妻アイコ。
夫婦2人でやっています。
3.クロ
テレビでは利口なお仕事犬がヒツジを追いかけていますが、クロは最近やっと、ヒツジを追い回さなくなりました!
牧場の1年
1.生産のサイクル
2.ヒツジの食べ物
2-1. 主食
主食は草です。草の種類としては生草、乾草、サイレージなどがあります。
生草・・・主に繁殖羊と育成羊が夏に放牧地で採食します。
乾草、サイレージ・・・肥育羊と、冬には繁殖羊、育成羊も採食します。
乾草は刈り取って乾燥させた牧草のこと。
サイレージは刈り取ってから乳酸菌発酵させた牧草のこと。写真は乾草。
2-2. 副食
ヒツジに仕事をしてもらうとき、ごほうびとして、ではなく栄養を補うために与えます。
繁殖羊の仕事は、丈夫な仔羊を産んで、たくさん乳を出してちゃんと育てること。
仔羊の仕事は、しっかりとした反芻胃を作って、自力で健康に育つこと。
写真は右上から時計回りに、
圧ペン小麦・・・消化されやすいように圧力を加えて潰された小麦。
ルーサン・・・乾燥粉末状のルーサン(マメ科牧草)。米国ではアルファルファ、和名ではムラサキウマゴヤシ。
大豆粕・・・醤油などの加工時に出る残渣。
ビートパルプ・・・砂糖の加工時に出る残渣。ペレット状。
主にこのようなモノを配合して与えています。
2-3. 水!
もちろん、水も飲みます。
特に泌乳期間中は乳の主成分なので超重要!
また、乾草や配合飼料など、乾きモノを採食する時期はノドが渇きます。
蛇口から、が基本(?)ですが、水桶などに溜まっている水の場合、口をつけて「ズズッ、ズッー」とすするように飲みます。
牧場の施設
1.畜舎
畜舎は冬の出産場所として、また年間を通して肥育(仔羊を商品として仕上げる)場所として使います。
ヒツジのストレスを軽減し、事故や疾病を予防するため、より広いスペース(1坪/頭~)を確保します。
酪農家から、使わなくなった牛舎と乾草舎を借りてヒツジ用に改造中です。
畜舎にはボイラーや牛乳を集めるタンクが設置されていた処理室と呼ばれる一角があり、そこを居住空間として改造して住んでいます。

2.パドック
畜舎につながる運動場。
仔羊はここで運動したり、日向ぼっこをしながら大きくなります。
3.ヤード
温厚なヒツジたちと言えども、人間に捕まるのは大っ嫌い。
毛刈りも嫌い、注射も嫌い、出荷のために選抜されるなんて、もってのほか。
気付かれる前に捕まえないと、群れになって逃げ回ります。
そのストレス(ヒツジにとっても人間にとっても)を軽減してくれるスグレもの。
(なんだけど、まだ作ってない!)
4.放牧地
酪農家がウシに与えるための牧草を育てていた「採草地」を放牧地にしました。
夏に牧草ロールが転がっていたようなところです。
採草地と放牧地とでは草の質が違うので、ヒツジのヒツジによるヒツジのための耕法、蹄耕法でゆっくり放牧地を造成中。
5.トラクター
アメ車「David Brown 990」。
大家さんから畜舎とともに借りています。
年代物だけど、牧草ロール運び、エサ混ぜ、堆肥出し、堆肥撒き、除雪にはこれで十分。
問題は、メーカーがすでに他社に吸収されていて、ひとたび故障すれば部品が手に入らない!?
牧場名の由来
私の名前(シューゴー)とかけてゴーシュ。
私たち夫婦は大学のオーケストラでチェロ弾きとして出会いました。今後も羊飼いと音楽活動とを、ともにライフワークとし
て
大切にしていきたいという気持ちから、宮沢賢治の物語とかけてゴーシュ。
「ゴーシュ=gauche(不器用な)」という語源のとおり、羊の魅力に導かれるままに会社勤めを辞め、不器用な生き方を選択し
た
覚悟と自嘲の念からゴーシュ。
そして、羊の牧場であることが判るように『ゴーシュ羊牧場』としました。